2019年度大会が終了致しました。
今年度も無事、成城国文学会年度大会が終了致しました。
ご協力、ご参加いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。
今年度も昨年同様、天候にも恵まれ参加者の多い大会となりました。
現在、近代ゼミを担当していただいている藤井淑禎先生(立教大学名誉教授)のご講演ということもあり、ゼミ生や授業を受講している学生たちの参加が特に目立ちました。
藤井先生のご講演は夏目漱石『三四郎』の登場人物、原口のモデルについてのお話でした。時間の都合上、割愛された部分も多く残念でしたが、当日の講演録は『成城国文学』36号(2020年3月発行予定)に掲載される予定です。そこで、当日お聞きすることのできなかった部分を読むことができますので、みなさまお楽しみに!
研究発表は大学院生の賀川歩美さんと、本学卒業生で横浜国立大学非常勤講師の松浦光さんでした。
賀川さんは「槿」と「朝顔」の和漢比較的考察、松浦さんは「読み取る」と「汲み取る」の認知的基盤についての発表でした。松浦さんの発表は認知言語学という、比較的新しい学問分野のお話でしたので、新鮮な研究発表でした。
大会後の懇親会も多数の方に参加いただき、盛況のうちに閉会となりました。
来年度の大会も秋季開催を予定しております。
卒業生の方はもちろん、学部生も是非、ご参加ください!!
賀川歩美 「「槿」の和と漢」
松浦光 「複合動詞における理解の概念化―「読み取る」と「汲み取る」の認知的基盤をめぐって—」
藤井淑禎先生ご講演 「原口のモデル橋口五葉の〈言行一致〉―独身者問題小説としての『三四郎』―」