◆創刊第一号(1985.3)
□ 芭蕉の“わび”とその成立 尾形仂 1
□ 天平の歌学び -直訳体短歌の方法- 辰巳正明 8
□ 『うたかたの記』論 -「ロオレライ」の構図をめぐって- 渡辺千恵子 19
□ 「こゝろ」のオイディプス -反転する語り- 石原千秋 29
□ 「こころ」を生成する「心臓(ハート)」 小森陽一 41
□ 梶井基次郎における音楽性 -自意識の表出と聴覚的リズム- 滝沢美和子 53
■ 研究レポート
□ 憶良の瓜と栗 木村千恵子 61
■ この一篇
□ 松田裕「宛字『基督』考」 山田貞雄 70
□ 前田富祺「近世にはどんな仮名遣いが行われていたか」 西譲二 71
■ 学会活動報告
□ 「成城国文学会報」目次 72
■ この一年
□ 初等学校・中学校・高等学校・短期大学・大学・大学院 74
■ 創刊の辞
□ 創刊に際して 東郷克美 76
◆第二号(1986.3)
□ 伝承の変容とその論理 -『平家物語』に見る燕丹説話をめぐって- 伊藤博之 1
□ 従駕歌の構造 -〈清なる自然〉試論1- 野田浩子 9
□ 気韻と触れ合う言葉/共棲の場 -梶井基次郎の初期作品をめぐって- 工藤晃子 22
□ 「短い長篇」の方法 -高橋和巳『散華』論- 湯浅篤志 37
■ 論争を読む
□ 丸谷才一『忠臣蔵とは何か』をめぐって 敷地博 47
■ 研究レポート
□ 現代に甦る近松 -近代演劇史における近松の役割- 村上左千子 52
□ 誓歌の比喩 -かまくらのみこしのさきのいはくえの- 末内紀子 63
■ シンポジウムを終えて
□ 「善悪の彼岸過迄」としての「こゝろ」 大川公一 69
■ 学会活動報告 78
◆第三号(1987.3)
□ 大坂に後世願ひ屋 -『本朝二十不孝』私見- 佐竹昭広 1
□ 人妻ゆゑにわれ恋ひめやも 西島恵美子 10
□ 酒井抱一と水戸徳川家 -抱一晩年の一資料- 牧野宏子 16
□ 石川淳・あふれ出す言葉の力 鈴木あゆみ 31
□ 『行人』論 -共振する沈黙への旅立ち- 王理恵 42
■ 論争を読む/書く
□ こころの行方 小森陽一 55
■ 高田瑞穂先生追悼 追悼の辞(諸氏)/略歴/著者目録 62
■ 昭和61年度卒業論文・修士論文題目一覧 75
■ この一年
□ 初等学校・中学校・高等学校・短期大学・大学・大学院 77
■ 学会活動報告 80
◆第四号(1988.3)
□ ゾータン(雑談)・《かな(傍点)のためのかな》としての“かな” かめいたかし 1
□ <朝戸出>の君 -大伴坂上郎女歌585について- 東茂美 23
□ 不角前句付考 安田吉人 34
□ 波動する刹那 -『草枕』論- 大津知佐子 46
□ 高田君の代表的著述 坂本浩 60
■ 坂本浩先生追悼 追悼の辞(諸氏)/略歴/著者目録 72 <
■ 昭和62年度卒業論文・修士論文題目一覧 84
■ この一年
□ 初等学校・中学校・高等学校 86
■ 学会活動報告 88
◆第五号(1989.3)
□ 「闇から牛」 -漢字とその訓についての話- 山田俊雄 1
□ 元興寺之僧自嘆歌一首 佐竹真由美 17
□ 『梁塵秘抄口伝集』と『俊頼髄脳』 松本宏司 24
□ 初期蕉門撰集における構成意識 -『俳諧次韻』『冬の日』を中心に- 本間正幸 33
□ 足穂ノート -中期小説の問題- 本間也寸志 44
□ 漂泊のエクリチュール -『草枕』論- 外岡浩 53
□ 灼熱する針の説話 -『道草』論- 大木正義 67
■ 思い出の書
□ 高木市之助著『国文学五十年』 清水章雄 80
■ 書評
□ 今井信雄著『この道を往く 漂泊の教師 赤羽王郎』 小森陽一 82
■ 昭和63年度卒業論文・修士論文題目一覧 84
■ この一年
□ 初等学校・中学校・高等学校 86
■ 学会活動報告 87